日本のライフセービングの始まり

日本のライフセービングの歴史

日本のライフセービングの歴史は、日本赤十字社を抜きにして語ることはできないでしょう。日本赤十字社の具体的な活動として、「水上安全法」、「救急法」、「家庭看護法」の三法が実施されました。

日赤職員であった小森栄一氏が、水上安全法、救急法は米国赤十字から教授を受け、1943年に日赤としての救急法を創始し、翌年の1944年に水上安全法を創始したのです。

1961年に、日赤水上安全法資格を有した者が水難救助員として、神奈川県藤沢市の片瀬江ノ島海岸にて夏季の一時的な雇用として採用されるようになり、その者を「ライフガード」と呼ばれ「湘南ライフガードクラブ」を結成し、より確かな知識と技術の発展を目的に湘南ライフガードクラブから「湘南指導員協会」を設立するようになりました。

1977年東京に本部を置く「日本サーフライフセービング協会」(SLSAJ)が発足され静岡県下田市吉佐美区海水浴場にて活動を開始します。

1983 年には、神奈川県を本部とする「日本ライフガード協会」(JLGA)が発足されます。

同年、協会統一機関「日本ライフセービング評議会」(JLSC)が発足されます。同時に第3回豪日交換プログラムが行われました。

1991年にはSLSAJとJLGA両団体代表が統一に調印し、同年「日本ライフセービング協会(JLA)」が設立されました。

1994年イギリスで開催された世界選手権(RESCUE’94)総会において国際連盟ILSより正式に日本を代表するライフセービング協会としてJLAが承認されました。

2001年10月18日には内閣府から法人認可され、「特定非営利活動法人日本ライフセービング協会」となり現在に至るのです。